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メゾン ド カルトナージュ Maison du Cartonnage 

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2016年 05月 26日

メゾン・ド・カルトナージュ流かご型BAG

メゾン・ド・カルトナージュのカリキュラムに、今年の春に加わった新作を紹介しましょう!
それは、いわゆるかご型BAG

今までカリキュラムに入れていた「持ち手つきの小さいかご」↓↓(下の写真)を少しずつ少しずつ変化させていったものです。
メゾン・ド・カルトナージュ流かご型BAG_d0168496_2229870.jpg

この「持ち手つきの小さいかご」は、本当に可愛いのですが、実用性に欠けるのがなんとももったいない点だったんですね。

そこで!
外出する時に持てて、実際に活用出来る!」ということを念頭に置いて、改良にトライ!

以下、試作中のあれこれです。

サイズを変えて、作り方のパターンを変えて、いくつか作って。。。生徒さん達に見てもらって意見をもらう。
「蓋があるといいですよね?!」との言葉が、、、確かに!!でも、蓋っていったいどうやって?!

手芸屋さんを巡って革の持ち手探し。
うわ、いいのがない~~~。それでもいくつか買ってみて実際に使ってみて。
でもやっぱり・・・なんか、持ち手の皮が安っぽいなあ。。。どんないい生地を使っても、この持ち手が台無しにしちゃうかも、ガクッ。

持ち手を留める金具も、きちんとしたもの使わないと、、、。アナログですが、とにかく足を使って探す!
細かいところですが、部品がちゃちだと、全てがパアになってしまいますもん。
あれあれ、ここで金具つけちゃうと蓋がしっかり支えられない~、ガクッ・・・さあ、どうする?!

このように、試作しては改良、試作しては全く改良ならず、、、笑。
を繰り返し続けて、、、!
この試作期間中は、家事がほぼストップ・・・
子供たちに「暮らしをむしばむ箱作り」と言われてしまいます。ズバリ、言い当ててますな。

そんなこんなで、ようやく「よ~~し出来た!!これで行こう!」と納得出来たのが、これらです。

メゾン・ド・カルトナージュ流かご型BAG_d0168496_2230590.jpg

メゾン・ド・カルトナージュ流かご型BAG_d0168496_22313970.jpg

生地はもちろん、自慢のコレクションからのセレクト。
レゾリヴァードのリネンにフューシャピンクの刺繍入り。
もうひとつは、ノンブランドながら、フランス生地の実力をしみじみ感じさせるお気に入り。

革の持ち手は、革の問屋を巡って、質感、色味、どれをとっても納得できるものを探してオーダーカット。
金具もきちんとしたものを見つけられてホッ。

「作る」からには、抜群に素敵なものを作らなければ意味がない!というのが私のポリシーです。
そのポリシーに反さないBAGを作り上げることが出来ましたので、うれしくてうれしくて!
メゾン・ド・カルトナージュ流かご型BAG_d0168496_22324128.jpg

このカゴ型BAGは、レッスンは1回半で仕上げます。
そして、この作品は、わがメゾン・ド・カルトナージュのカリキュラムのなかで、一番難しいものといえるでしょう
何が難しいかというと、作業ひとつひとつがとても細かくて、さらに今までやったことのないことばかり・・・今までの技術の蓄積が全く使えないんですね。
ですが、作業全てに意味があるので、何一つ省くことは出来ませんよ。(脅し・・・?)

この春に生徒さん達にレッスンしましたが、感動的なまでに美しい・・・本当に素敵な作品がいくつも生まれました。皆さん、頑張りましたよ!
次回は、その生徒さん達の汗と集中力の結晶をお見せしましょう!
メゾン・ド・カルトナージュ流かご型BAG_d0168496_22332143.jpg

Harumi

東京 二子玉川のカルトナージュ教室「メゾン・ド・カルトナージュ」では、
★理にかなった様々なテクニック
★それぞれの作品について特に押さえるべきポイント
★生地どうしの組み合わせやリボンなどのアクセントの付け方
どれもきちんとした作品を作るには欠かせない要素です。これらを生徒さん一人一人に説明・実践していただくことを何より大事に考えています。

「とびきり素敵に・・・とびきり綺麗に仕上がるには理由があります」
その「理由」を毎月のレッスンで生徒さん達にもれなく伝授していきます。

カルトナージュナビに連載させていただいたコラムをご覧いただきましたか?第一回「カルトナージュとの出会い」と第二回「教室を開くまで」、第三回「教室名の由来」、第四回「思い出の作品」、第五回「教室主宰者の休日」、第六回「嬉しかった一言」、第7回「カルトナージュの魅力」、第八回「一年後の私へ」が載っています。
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カルトナージュナビ連載コラム

マガジンハウスがスタイルのある家と暮らしをテーマに発信しているデジタルマガジン「100%LIFE」の取材を受けました。
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定期レッスンの生徒さん募集は、年に一度です。
次の募集は、2016年11月~12月に予定しています。
(ブログにて、体験説明会のお知らせをします。)

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by harumicartonnage | 2016-05-26 23:51 | カルトナージュ | Comments(3)
Commented by Liza at 2016-05-27 07:34 x
はぁ〜〜、素敵な作品!革の持ち手を探されていたの知ってるだけに、納得するまでどれだけ頑張ったんだろ〜と感心しきり、感動しきりです❤️お出かけに持って来て下さいね
(^ ^)
Commented by harumicartonnage at 2016-05-27 13:56
Lizaさん、ありがとう!
そうなんです。これみたいに、カルトンとケント紙と生地以外のものを使う作品は、材料探しがキモで、イメージにぴったり合うものに出会うまで、旅に出る感じですね〜。
(そういえば、皮ひも、探してる時に会ったね⁈)
でも、ここを適当なもので手を打っちゃうと、、、スーパー残念なことになりますから。
作り方も試行錯誤の連続だったので、完成して本当に嬉しかったなあ!
Commented by harumicartonnage at 2016-05-27 13:56
Lizaさん、ありがとう!
そうなんです。これみたいに、カルトンとケント紙と生地以外のものを使う作品は、材料探しがキモで、イメージにぴったり合うものに出会うまで、旅に出る感じですね〜。
(そういえば、皮ひも、探してる時に会ったね⁈)
でも、ここを適当なもので手を打っちゃうと、、、スーパー残念なことになりますから。
作り方も試行錯誤の連続だったので、完成して本当に嬉しかったなあ!


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